今回は病院見学時の持ち物、服装、よく聞かれることを紹介します。
服装って私服でいいの?
指定がなければスーツ
一般大学生の就職活動と同じです。
基本的にはスーツ。派手なアクセサリー、ブランドものは身につけないほうがベター。
髪の毛を明るく染めている方は、黒染めして臨みましょう。
持ち物は?あると便利なものは?
持ち物リスト
☑スクラブ(白衣)
☑マスク(不織布推奨)
☑学生証
☑聴診器
☑筆記用具(ペン、メモ帳)
☑印鑑(認印、インク内蔵のスタンプタイプでも可)
一般的には病院見学前、病院担当者から持ち物について事前に知らせてもらえます。もし持ち物について指定がなければ、上記「持ち物リスト」を参考にしてください。
見学時、臨床に参加することも。聴診器はポケットの中に入れ、いつでも出せるようにしたいところです。首から聴診器をかけ続けることを好まない医師もいます。「診察しましょう」と言われない限りは、出さないのが吉。
印鑑は、病院見学者に誓約書の提出を求めていることがあって、その際必要です。
マッチング対策の病院見学もこれで安心して行けます。交通費・宿泊費の支給補助には条件がありますので、興味を持った病院を見つけたら資料請求やお問い合わせをするなどして確認しましょう。
病院から質問される?
よく聞かれる質問リスト
・手技の経験は?どれくらいできる?
・当直はどう?不安?
・希望の診療科は?
・順位登録は決まった?
・なぜこの病院に興味を持った?
上の質問リストは、病院見学で医学生がよく聞かれる代表的な質問。雑談のきっかけとして、フランクに聞かれることもあります。面接ではないのですが、事前にチェックしておいて、スムーズに答えられるようにしたいところです。
なお、病院の公式HPやパンフレットに記載されている内容について、病院側は「すでに知ってるよね」と想定して質問します。病床数、救急車応需率、外来の体制、病院の特色や有名な先生などは、事前に確認しておくように。
質問ってどうすればいい?
× HPに書いてあることは聞かない
病院公式HPを見てわかることは聞かないように。例えば当直の回数。回数は公式HPの求人ページに載っているはず。どうしても聞きたければ、質問の切り出し方と、聞く相手を考えましょう。
よい聞き方の一例を挙げます。
「当直って月、何回ですか」
×は調べてわかることを直接的に聞いています。このような失礼な聞き方は相手の心証を悪くします。
× 待遇面ばかり聞かない
「お給料はいくら?」「定時に帰れますか?」など、待遇面の質問。連続で投げかけることは避けてください。あくまで研修医は医師として成長するための最初の一歩。そのやる気と志に疑問を持たれる質問ばかりしないように。
見学後にお礼はメールいる?何を書く?
帰宅したら翌日にはお礼メールを担当者に送るようにしてください。
文面については、以下リンク先で紹介しています。