専攻医インタビュー

【鹿児島/米盛病院→整形外科専攻医インタビュー】整形外科医に聞いた、研修でオススメしない!? ” 魅力すぎる ” 9つのポイントとは?

整形外科医約20名・救急医約10名、 症例数並びに指導環境も全国トップクラス!
研修でオススメしない!?
(魅力すぎる)9つのポイントも掲載!

\ 米盛病院の若手医師に
インタビューしてきました! /

【社会医療法人緑泉会米盛病院・
整形外科】山下 学 医師

東京医科大学卒。
2015年3月 
鹿児島市立病院 初期臨床研修修了
2015年4月 
社会医療法人緑泉会 米盛病院 
後期臨床研修医(整形外科)
2020年3月 
日本整形外科学会認定
整形外科専門医

身近な疾患から多発外傷などの超急性期まで、外科系・内科系を問わず豊富な症例が集まります

―― ◆2022年度から基幹型病院として初期研修をスタート

九州新幹線が停車する「鹿児島中央」駅から車で約10分。
鹿児島市の中心部にある米盛病院は、2022年度から基幹型臨床研修病院として初期研修の受け入れをスタートした506床の急性期病院です。全国有数の救急科を有する当院では、最新鋭のハイブリッドERや民間救急ヘリを導入しており、身近な疾患から多発外傷などの超急性期まで、外科系・内科系を問わず豊富な症例が集まってきます。

救急科は独立型で運営しており、10名強の救急医が在籍。救急車受け入れ件数は年々増加し、年間約6,300台(2022年度実績)を受け入れています。あらゆる重傷症例に対応し、初期治療から専門治療、リハビリまで継続して患者に関わっていけるため、体系的にプライマリ・ケアを学ぶことができます。同科には内科系および外科系の専門医が所属し、整形外科や脳神経外科、心臓血管外科、循環器内科などの各科の専門医と協働する機会も多く、幅広い知識や経験を得ることが可能です。

―― ◆圧倒的な手術件数! 整形外科と麻酔科に強み

米盛病院は整形外科領域に強みをもっており、若手からベテランまで20名強の整形外科医が在籍し、全国から難治症例の患者を受け入れています。整形外科での手術が年間約4,300件、病院全体では約5,700件の手術があり、それだけのオペに対応できる麻酔科のスキルの高さは当院の強みのひとつ。また、専門研修として整形外科プログラム・救急科プログラムがあり、初期研修が修了したあとも継続した研鑽が可能です。

―― ★たとえば、専攻医の1日の例はこのような流れです

08:30  講堂を使って全体カンファレンスを実施。

09:30  ドクターカーや民間救急ヘリに乗り込み、上級医と組んで出動。
緊急度の高い場合には、ドクターカーを出し、救急車と合流した場所でトリアージを行うこともあります。

12:00  お昼はきれいな食堂でランチ&息抜き。

13:00  病棟回診。院内は動線に工夫がなされ、フロアの真ん中にナースステーションを設置。
患者さんが死角にならない、回診しやすい造りになっています。

15:30  手術。緊急を要する場合、ERに隣接するハイブリッドERで即座にCT撮影を行ってオペを実施することも。
交通事故などでの重大な傷害の場合にハイブリッドERで対応。

17:30  帰宅。基本的に定時での帰宅を奨励しています。

当院は2014年に現在の場所に新築移転しただけに、まだ真新しい施設は働きやすさも抜群です。職員食堂では、ボリューム満点の日替わりランチやカレーを300円~500円で提供し、院内にはカフェやコンビニも。飲食やちょっとした買い物に困ることはありませんよ。

―― ◆米盛病院の研修でおすすめしない? 9つのポイント

では、当院で研修を行う上でのおすすめポイントを、下記の9つの項目で紹介してみましょう。
ちょっとあまのじゃくですが、あえて「米盛病院の研修でおすすめしない点!」として挙げてみました(笑)

〔1〕誘惑が多すぎる

病院から1時間圏内で行けるレジャースポットがいっぱい!ダイビングやゴルフ、登山や温泉めぐり、最近ではグランピングを楽しむ人も増えています。最初はインドア派だった人が、鹿児島の自然に魅かれてどんどんアクティブになるのです。

〔2〕太ってしまいがち

黒毛和牛や黒豚、黒薩摩鶏は素材だけの味で楽しめる美味。地元の芋焼酎と一緒に、ついつい食べ過ぎてしまいます…。

〔3〕症例が豊富すぎる

大腿骨頚部や股関節など、骨折の症例は全国でもトップクラスです。九州はもとより、日本でもトップ3に入るのでは?という圧倒的な件数です。手術もおのずと多く、専攻医1年目から執刀医を経験できるのも当院では当たり前です。※JOANR登録症例数全国3位(2020年度)

〔4〕病院が綺麗すぎる

2014年に新築移転し、常にメンテナンスをしていますので、院内は「ホテルのよう」と話す方もおられます。「雰囲気の良さで元気になれる」と患者さんの期待値が上がるぶん、スタッフはプレッシャーに?

〔5〕チームワークが良すぎる

一匹オオカミでやりたい!という人にとっては、コメディカルも含めた当院のチームワークの良さは面食らうかもしれません(笑) 忙しさをクリアするために、みんなで助け合いながら仕事をしています。

〔6〕人が多すぎる

法人全体で約1,400人の職員がおり、看護師は約600名、リハビリスタッフは約240名がいる、大学病院と比べても遜色のない充実の規模です。そのため、全員の顔と名前はさすがに覚えきれません…。

〔7〕面倒見が良すぎる

仕事のことになると熱くなるのが米盛流。医局は何でも話し合える空気感があるから、議論や情報共有がつねに活発です。教えたがりも多いので、1年もいると、あらゆる手術に関する情報を得ることができます。

〔8〕コネクションがなさすぎる

大学の医局はどうしても派閥にしばられてしまいがち。当院は「多国籍軍団」の良さを大事に、各科にそれぞれ専門領域をもつ先生がいて、そのなかで各研修医が主体的に学んでいける風土があります。

〔9〕患者を断らなさすぎる

患者さんを断らないのが当院です。基本的にどんな患者も受け入れるので、「コスパ」重視の人は向いていないかも!? でもそのぶん、圧倒的な経験と成長環境が得られますよ。

―― ◆執刀医だからこそ得られる学びに価値がある!

山下 学先生:整形外科での症例の多彩さと数の多さが特徴の当院では、専攻医1年目に執刀医としてオペに携わることも少なくありません。最初は当然助手で入り、見て覚えるOJTのなかで、実際にできることから経験しながら執刀医としての技術や心構えを学んでいきます。
1年目から執刀医を経験することで、臨床での責任感が大きく増していきます。たとえば大学病院などでは、上級医が手術をした患者さんのケアを担当するのが研修医の主な仕事で、患者さんとの距離感はなかなか縮まりません。
その点、執刀医の立場になると、術後の対応は気持ちの面でも大きく違います。責任感が自身の思考と行動を変え、主体的に患者さんと接することでその距離はグッと近いものになります。その繰り返しのなかでこそ得られる学びは大きく、専攻医としての成長につながるのです。

―― ◆ロボティックアーム手術支援システム「Mako」を使った人工関節置換術を導入

当院で導入するMako(メイコー)は、日本で初めて承認された整形外科におけるロボティックアーム手術支援システムで、2019年に人工股関節全置換術と人工膝関節全置換術で保険適用となっています。国外では20万例を超える手術がすでに行われ、国内では当院を含む6施設が先行導入。当院では2017年より導入について検討し、担当の医師や看護師、臨床工学技士などが研修を重ねたあと、2020年1月から臨床使用を開始しました。 Makoは術前のCT検査で患部の状態を詳しく調べ、専用ソフトを使って、骨を削る範囲や設置する人工関節のサイズを含めた手術計画を確認・調整します。実際の手術では、外科医がロボットアームを操作し、骨を削り、人工関節の設置を行います。つまり、ロボットアームが自動で手術を行うのではなく、外科医の手術操作を安全かつ正確に制御するのが役割ということになります。 Makoを用いることによって、人工関節の設置精度の向上や疼痛の低減、患者満足度の向上などが期待でき、手術による傷口が小さいため、痛みが少ないというメリットもあります。通常の手術の場合はリハビリに4週間を要するのが、Makoであれば3週間で済みます。抜糸までは10日から1週間で回復が早く、リハビリも進むことから早期の退院が可能です。

鹿児島ならではのお肉を食べながら、温泉や風光明媚な景色を楽しめる!

【社会医療法人緑泉会・医師採用事務課 
吉田 尚志氏】

鹿児島市は人口約60万人の地方都市です。市の中心部に立地する当院は、近隣には商業施設がいっぱい。大型スーパー、ホームセンター、映画館、カフェ、飲食店、専門店がそろい、日常の買い物には困りません。また、福岡・博多までは新幹線で約1時間40分と遠くなく、始発で6時台、終電は22時台までと現地で1日ゆったり遊べます。   

そして鹿児島自慢といえば、なんといっても食の魅力です。黒豚、黒牛、さらには薩摩地鶏と3つの肉が勢ぞろい。鹿児島というと黒豚の印象が強いかもしれませんが、実は和牛の生産が鹿児島は日本一。きめ細やかで柔らかい肉質が海外でも人気なのです。そして薩摩地鶏は日本3大地鶏の一つ。鶏の刺身は鹿児島ならではの味覚で、産地直送で新鮮な美味しさがいっぱいです。ぜひ鹿児島自慢の芋焼酎と一緒にご賞味ください。

鹿児島市から1時間ばかりドライブすれば、風光明媚な景色に出会えます。海があり、山もあり、加えて鹿児島は大分に次ぐ、全国2番目の温泉王国です。指宿の砂むし温泉は有名ですが、高温が血管を拡張させて、健康にもとてもいい。近くにある銭湯もすべてといっていいほど温泉で、街のいたるところで無料の足湯が楽しめます。美味しいものを食べながら、温泉や風光明媚な景色をふんだんに楽しめますよ!

インタビュアー:コンサルタント 高川

 

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