医師インタビュー

【宇治徳洲会病院/内科専攻医インタビュー】若手が多く相談しやすい環境は 、きっとあなたの成長のプラスに

【 髙橋 祐希 (たかはし ゆき) 医師 】
出身地:京都府
卒業大学:金沢大学卒
サブスペ科:呼吸器内科
初期研修から宇治徳洲会病院に勤務、現在は内科専攻医。
京都府立医大 呼吸器内科医局にも所属。

京都近郊で、若手が多いことが決め手に

私は生まれも育ちも京都ですが、大学は金沢でした。卒業後は京都周辺で働きたいと考えて研修先を探していたのですが、正直なところ、宇治徳洲会病院についてはあまり知りませんでした(笑)。
ただ、当時の研修担当の事務さんに紹介され、実際に見学してみると病院の雰囲気や研修システム、あるいは症例数など、いろんな点で魅力を感じるようになりました。

もちろん、京都近郊の他の病院もいくつか見学しましたが、決め手となったのは20~30代の若い先生が多かったことです。指導医の先生もそうですし、私と同じように2年間の研修後、そのまま専門医として残っている先生も結構多かったので。 年齢が近いと話しやすいですし、“教えたい”みたいな先生も多くて、まるで大学の“先輩・後輩”みたいな感じがとても良かったですね。

ストレスは桁違い、でも自分が選んだ道だから

もともと、学生時代には内科に絞っていましたが、ローテーションでまわっていたときに呼吸器に魅力を感じるようになりました。 大学の医局の先生に誘われたというのもありますが、ローテーションでまわった病院の医局の雰囲気が良く、いろんなことを教えてもらいました。特に気管支鏡は見ていて興味深く、実際にやらせてもらえたこともあって、内科の中でも“これがやりたい”と思うようになったのです。

そう思って選んだ道ですが、初期研修医の頃と専攻医となった今では、仕事内容はもちろんですが、ストレス感が全く違いますね。初期研修の頃なら、ただただ忙しく分からないことだらけでしたが、最終的にはすべて上級医に相談すれば解決していました。
ところが専攻医となった今は逆で、自分も相談される立場です。“これでいいのか”と悩むことも多く最終判断も自分で行うことになるので、責任はすべて自分にかかってくるという、精神的なストレスは研修医時代とはまるで異なります。

一方で、楽しいという思いもあります。研修医時代のローテーションでは、正直なところ興味が薄くて、あまり楽しいとは感じなかった研修もありました。でも、今は自分で選んだ領域で働いているので、自分で考えないといけないとか、とても忙しいというのはありますが、自分から前向きに取り組めているように思っています(笑)。

1日の勤務内容はさまざま、救急当番も行う

勤務体系は当然、曜日によって異なりますが、午前中は病棟のカルテに目を通して回診し、処方などの指示出しや検査依頼などを行い、午後は週2回の気管支鏡による手技、あるいは週1回の科のカンファなどに参加しています。外来がある日も病棟の様子を確認してから外来対応し、午後は再び病棟業務という感じですが、定期的に救急当番もあります。

外来は週1回、午前中を担当しており、15人程度の患者さんに対応しています。多いのは退院後の経過フォローですが、新規となる開業医からの紹介、あるいは肺がんや喘息などの慢性疾患で通院している患者さんもいます。
気管支鏡検査は週に4~5件で、その半分近くが自分の担当患者さんです。自分の症例のカメラの操作は基本的に自分で行なっています。 

当院には本人にその気さえあれば、実技などを経験できる環境が整っていると思います。上級医はとても優しく全然怒らないタイプの先生で話しやすく、しっかり教えてくれます(笑)。

救急当番もありますが、救急部が初動対応してくれるので、呼吸器が関係していれば相談されるという感じです。当直は内科として入りますが外科の当直もいるので、救急搬送ではないウォークインについては、基本的にどちらかでみています。 救急患者さんは基本的に呼吸器疾患を疑われた場合のみ、翌日に相談があるという感じなので、内科医が常に対応しなければならないということはありません。
当直明けは何時まで勤務と決まっているわけではないので、自分がすべきことを済ませたら帰る、といった感じですね。

勉強時間は確保可能、他科にも気軽に相談できる環境

このように確かに忙しい毎日ですが、自分がやりたい勉強の時間が確保できないということはありません。私も実際、時間を見つけて参考書を読んだり、分からないことがあればネットで調べたりガイドラインを読んだりして、普通に時間を確保しています。
出入り業者さんも薬の情報を提供してくれたり、専門分野に関するセミナー情報を持ってきてくれたりするので、それも活用しています。

また、院内での関わりというと、やはり呼吸器外科と救急の先生が多いですね。たとえば、紹介による肺がんの患者さんなら、まず内科で対応し、必要に応じて呼吸器外科の先生に検査や手術の必要性などを相談するといった感じです。 うちは外科の先生も気軽に相談できるので、とてもやりやすく助かっています。

機器の面では他の病院をよく知らないので断定はできませんが、恵まれているのではないでしょうか。たとえば、リンパ節生検なども針先が3本あるものを導入してもらっているので検体も採取しやすく、そうした点でも整っていると思います。

なお、忙しい毎日を過ごすなかでも、特に末期の患者さんは記憶に残ります。末期となると、治療というよりも症状の緩和に対処し、ご本人やご家族とお話しすることも多くなるので、コミュニケーション機会も増えます。当院には緩和病棟もあるので、“最期までみる”という対応は、患者さんやご家族をより知ることとなり、自然と印象深いものになるのです。

初期研修では基本の徹底を!そしてよければ宇治徳洲会に!

呼吸器内科といっても内科の一つなので、研修医時代にすべきことは特に変わらないと思います。研修医のうちに内科をたくさんまわり、病棟の管理や検査の目的・頻度など、やはり基本をしっかりと学び経験しておいてほしいですね。 基本的なことを、専門医になっても上級医に頼らなければできないというのでは心もとなく、研修医であっても基本的な判断・処置はできるようになっておくことが大切だと思います。
手技も希望すれば経験させてもらえるはずなので、内科志望であっても救急対応や夜勤のことも考え、何事も積極的に経験を積んでおくべきです。

そうした経験の場の候補に、宇治徳洲会病院を加えてくれたら嬉しいですね(笑)。

病院がある宇治は、京都市内からはやや離れた近郊という感じですが、市内へは電車で20分程度なので交通の便は悪くありません。京都市内に施設も多いので、買い物や気晴らしはそちらで済ませられ、不便な感じはないですね。
宇治自体は観光地として有名で、外国人を含めた観光客も多いので郊外ながら賑やかさもあります。宇治といえば平等院が有名ですが、抹茶ゾーンもあったりしてプライベートも楽しめますよ!

専攻医・シニアレジデント研修時の処遇

募集人員
定員7名
勤務時間
規定範囲内
当直
4回/月
住居
家賃補助(家賃の半額上限50,000円まで)

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