医師インタビュー

【ツカザキ病院/整形外科専攻医インタビュー】定時退勤、オンコールなし!1年目でオペ!症例豊富

【 西田 凌(にしだ りょう)医師 】
出身地:兵庫県
卒業大学:川崎医科大学
2023年:水島中央病院 初期研修医修了
2023年:ツカザキ病院 整形外科専門研修開始

地元で開業を目指して経験を積める環境

選んだ理由と研修内容

── 整形外科に興味を持った理由はありますか

西田医師: 理由は2つです。1つ目は、高校時代にサッカーをしていて、なんとなくスポーツ関係の仕事に就きたいと思っていたことですね。2つ目は、医学部入学前にサッカー元日本代表のチームドクターとお会いしたこと。日本代表選手らを支える医師の姿に憧れました。それでスポーツ関係に携わる整形外科医を志しました。

── 専門研修を選ぶ際の軸などはありましたか

西田医師: 軸というほどではないのですが、どちらかといえば大学医局よりは市中病院を希望して探していました。

── ツカザキ病院を選んだ理由を教えてください

西田医師: 私の出身は兵庫県たつの市。たつの市は、当院がある姫路市の隣の市です。私はゆくゆく、地元に帰って開業を考えています。 なので、実家に近い基幹病院で働くことで、開業の基盤づくりをしておきたかったのです。それに、祖父母2人が奇遇にも当院で最期を迎えています。 そういったことから、深いご縁を感じました。

── 病院見学は行いましたか

西田医師: はい。病院見学で当院の整形外科プログラムについて詳しく知りました。ツカザキ病院であれば私の将来像に向けての礎を築けると思い、当院に決めました。

── 日々の実務について詳しく教えてください

西田医師: 基本的には上級医と同じことを任されていて、外来、病棟管理、救急、手術などをこなしています。先輩方にはスピードや知識などまだまだ及びませんが、1年目の早い段階からさまざまな経験をできているのではないでしょうか。

指導体制と職場の雰囲気は?

── 職場の雰囲気はいかがでしょうか

西田医師: 規模が大きな病院なので、研修開始前は職員同士のコミュニケーションも薄いのかと勝手に考えていました。 でも働いてみたら、上級医、オペ室や病棟の看護師さんたち、非常に温かくて、いい距離感で接してくれます。安心して働ける環境ですね。

── 上級医に相談しやすい環境でしょうか

西田医師: 上級医を含めて、整形外科の先生方はいい意味でキャラが濃いです(笑)。優しくて話しやすさもあるので、なんでも気軽に相談できます。毎日、楽しく、充実しています。

── 整形外科は川崎医科大学卒の先生が多いようですが、何か関わりがあるのでしょうか

西田医師: そうですね。整形外科の顧問、医長、そして僕が川崎医科大学卒です。でもたまたまそうなっているだけです(笑)。 特別なつながりなど、そういったものは何もありません。

1日のスケジュールは?

── およその1週間のスケジュールを教えてください

西田医師: 私の場合はおおまかには次のような感じです。

外来日のスケジュール
8:40:出勤
午前:上級医の助手
昼食
午後:外来
17:00退勤

当直/月曜日(隔週)
オンコールなし
※外来は金曜日のみ担当

── 17時退勤だとワークライフバランスが取りやすいのではないでしょうか

西田医師: 当院には手術部があって、徹底したスケジューリングをしています。効率的に手術に当たるため、勤務中はバタバタして忙しいです。でも、時間内に手術が終わるよう徹底しています。メリハリがあって、ワークライフバランスも取りやすいと思います。もちろん、緊急手術が入った場合は別ですが。

── 当直の体制はいかがでしょうか

西田医師: 整形外科には、私の他にもう1名専攻医がいます。私たち専攻医が、毎週月曜日に交互で当直をしています。なので、月2回ペース。救急車とウォークインの患者さんを診ます。上級医の方々に、「当直で困ったら、いつでも連絡してね」と言ってもらえているので、心強く思います。

── ツカザキ病院は2次救急病院ですが、当直ではどのような症例が多いのでしょうか

西田医師: 整形外科なので、交通事故や高齢者の転倒による外傷がほとんどです。当院は2次救急病院なので、高エネルギー外傷や多発性外傷などの患者さんには対応していません。これは当直に限らず、日勤帯でも同じで受け入れがありませんね。

── 当直の忙しさはいかがでしょう

西田医師: 忙しさは日によってまちまちといったところです。まれに0件の日もありますが、前回の当直では救急車の受け入れが7件でした。

── 当直明けの勤務はありますか

西田医師: 当直明けは午後が休みになります。ただ、当直明けの午後に手術したい患者さんがいれば勤務時間が延びます。その場合は他の日に半休をもらえます。

手術は1年目から経験

── 手術はどのような過程で経験できるようになりますか

西田医師: 難易度が低いものについては、専攻医1年目5月から経験させてもらっています。前立ちと執刀医が半々です。いわゆる変性疾患や人工関節に関してはまだ経験していませんが、外傷は自分が対応した患者さんの処置ができています。スキルを磨く機会は多いですと思いますよ。

── 手術ではチーム分けなどありますか

西田医師: 専門に特化したチーム分けは特にありません。どの先生もマルチに対応できる技術を持っていますし、部署内の雰囲気としては「みんなで相談しながら」という感じです。各自が自由に「あれがいい、これがいい」と提案を出し合って治療方針を決めていますね。

── ツカザキ病院の症例に偏りや特徴はありますか

西田医師: やはり症例そのものの数が多いと思います。外傷が多数で、大腿骨頸部骨折や転子部骨折も目立ちます。

── もっと経験を積みたい症例や手術はありますか

西田医師: いろいろ経験できているのですが、強いて言えば脊椎の手技でしょうか。当院では、脳神経外科が脊椎の手技の担当になっています。脊椎関係は2年目以降、阪公立大学医学部附属病院で学びます。あとは高エネルギー外傷など3次救急も今後レベルアップを目指すべきだと思っています。

住みやすさは? 働き方改革は進んでいる?

── 病院周辺の住みやすさや中心部へのアクセスはいかがでしょうか

西田医師: 私は病院から車で30分ほどのところに住んでいます。病院近くには大型商業施設もあり家電量販店も入っているので、食事や買い物に困ることはありません。ただ、都市部ではないので車がないと移動が難しいことは確かですね。

── 働き方改革の影響は感じるでしょうか

西田医師: 4月から医師の働き方改革がスタートするようですが、当院は改革がすでに進んでいるので、新しくどうこうというのはないように思います。

将来の進路や夢は?

── 専門プログラム2年目以降の外病院は決まっているのでしょうか

西田医師: プログラム自体は4年ないし5年です。私は少し特殊なので、他の方は違うかもしれません。私の場合、兵庫県の西宮渡辺病院と大阪公立大学医学部附属病院に行くことは決まっています。

── 将来の展望はいかがでしょうか

西田医師: もともとスポーツドクターを目指していましたが、今では地元で開業することが目標です。膝、股関節などの荷重関節に長けた整形外科医になりたいですね。人工関節の手術は見ていて興味が尽きませんし、将来性も感じています。

まとめ

今回は整形外科研修医の西田医師にお話を伺いました。研修先を選ぶ際のポイントが見えてきたのではないでしょうか。専門分野に合った研修先を選べると、キャリアの強固な土台がつくれます。充実した経験を積めるよう、参考にしてみてください。

専攻医・シニアレジデント研修時の処遇

募集人員
定員 3名
勤務時間
8:40 ~ 17:00
当直
3回程度/月
想定年収
3年目 1200万円~

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