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医師留学を志す方必見!必要な英語資格について解説

医師留学に必要な英語資格って!?

医師としてのキャリアを考える中で、「海外留学」について考える方も多いのはないでしょうか。留学先によって必要な資格は異なり、医師免許のみではなく、英語力を証明する資格も必要となります。今回は医師留学の上で必要となる英語資格について解説いたします!

①OET(Occupational English Test)

医療分野におけるコミュニケーションや医療トピックが題材になる試験で、実際に海外の医療現場で働くことができるかを測定するものです。この試験は医師を含む看護師や薬剤師など、医療関係の職種が対象となります。

Listening, Reading, Speaking, Writingの4セクションから構成され、それぞれ500点満点です。合格スコアは各セクション350点以上(B Grade以上)となります。

OETの特徴は、医療に限定して作られている試験ということです。そのため、どのセクションでも医療に関係する英単語をどれだけ知っているか、が大きなポイントです。病名(気管支炎:bronchitis等)ももちろんですが、痛みの種類(鋭い痛み:sharp pain等)、医療現場で使われるような単語はしっかり押さえましょう。

②IELTS(International English Language Testing System)

海外留学や研修のために英語力を証明する試験です。OETと異なり、総合的な英語運用能力を測定するものです。

Listening, Reading, Speaking, Writingの4セクションから構成され、0.5刻みのスコアで9.0が満点となります。医師留学となると、7.0~7.5のスコアを求められます。

IELTSの特徴は、イギリス英語がベースで試験が作られていることです。日本の英語教育はアメリカ英語がベースであることがほとんどなので、特にListeningセクションで苦労する方が多いです。BBC News(イギリスのニュース)等でまずは耳を慣らすことをお勧めします。また、グラフを分析するようなWriting問題が出題されますので、こちらも慣れが必要です。

③TOEFL iBT(Test of English as a Foreign Language)

②IELTSと同様に、英語を母語としない人々を対象に開発された英語能力測定試験です。英語圏の大学へ留学や研究を希望する方が受けることの多い試験のため、試験内容も大学の一般教養レベルのものが出題されます。

Listening, Reading, Speaking, Writingの4セクションから構成され、各セクション20点満点の、トータル120点満点の試験です。試験はパソコンから受験するCBT形式のみです。医師留学に向けては100点~が求められます。

TOEFLの特徴は、内容がアカデミックであり、例えば、光合成(photosynthesis)など専門的な用語も多く出てくることです。そのため、TOEFL向けの単語帳で語彙力を養うことが必要です。また、物理学・人類学・音楽のように幅広い分野を題材にした問題が出題されるため、好き嫌いせず文章を読んだり、考えたりする力も重要です。

医師の海外留学はハードルが高く、取得しなくてはならない資格もあります。しかし、海外から発信される最新医学を現地で学べるというのは、今後の医師としてのキャリアアップを考える上ではとても魅力的なのではないでしょうか。その際は高い英語力も求められますので、コツコツ準備を進めましょう!