医師インタビュー

【福岡→小倉記念病院/腎臓内科専攻医インタビュー】20代、30代が中心!科には腹膜透析関連の手術がほぼ毎日!「手技をしっかり磨けます」

血液透析シャント拡張術PTA963件、血液透析・腹膜透析関連アクセス手術561件(2023年実績)の腎臓内科で手技を磨く

私がお答えします

【 眞崎 亮浩(まさき あきひろ) 医師 】
出身地:福岡県
卒業大学:九州大学医学部
小倉記念病院 初期研修修了
小倉記念病院 腎臓内科専攻医(Subspecialty重点コース)2年目

20代、30代の若手が活躍!アルバイトもOK →シャントを磨け、J-OSLERは順調!アルバイトもできている

小倉記念病院を選んだ理由は?

── マッチングではいくつくらいの病院を見学しましたか

眞崎医師: 私はコロナ禍の影響で病院見学が思うようにできない世代でした。6年生春から病院見学ができるようになったので、あまり多くは回れていません。私含めて、同級生は病院公式HPや、初期研修系クチコミサイトなどで情報収集していました。

── 初期研修医から数えて小倉記念病院4年目でいらっしゃいますが、こちらの病院に決めた理由を教えてください

眞崎医師: 当院で働いていた九州大学の先輩に聞いて興味を持ちました。病院見学をしてみたら、院内はすごくきれいで洗練されていました。それにやさしい先生ばかりだったので、当院で働きたく思いました。

病棟は2010年建造。1Fフロアは吹き抜けになっていて解放感がある

腎臓内科で働く医師たち。一丸となってシャント管理、PTA、腹膜透析などを行う

──  腎臓内科の専門医を志したのはいつごろでしょう

眞崎医師: 初期研修1年目後半でした。実は、もともと志望していたのは循環器内科です。志望が変わったきっかけは、腎臓内科にローテした際のこと。シャントPTA、腹膜透析カテーテルなど、さまざまな手技があることを知りました。それら手技がとても楽しく、技術を高めて極めていきたい気持ちになりました。それで腎臓内科の道に進むことを決めたのです。


■ 腎臓内科の実績

2016
年度
2017
年度
2018
年度
2019
年度
2020
年度
2021
年度
2022
年度
2023
年度
血液透析 101 90 100 121 124 110 93 93
腹膜透析 66 70 69 73 67 60 58 61
腎臓移植(紹介) 5 7 4 18 8 10 11 13
腎生検 116 136 107 108 128 100 110 138
血液透析シャント拡張術PTA 344 465 487 542 653 879 916 963
血液透析・腹膜透析関連アクセス手術 500 435 473 533 570 560 562 561

── 腎臓内科の専攻医に道を決め、転院は検討しましたか

眞崎医師: はい。もともと志望していた当院循環器内科は、全国レベルの知名度があります。腎臓内科に志望を変えた際、「他院だとどうなのだろう」とやはり気になったのが本音です。しかし結局のところ、母校の九州大学だけ見学して残ることにしました。というのも、当院の腎臓内科は手技の件数、種類が多く、症例も幅広いので、十分成長できると思ったのです。「ここに残って頑張ろう」。そういう思いになりましたね。

1年目と2年目の流れは?入局は必要?

── 医局入局は必要でしょうか

眞崎医師: 当科は九州大学の関連施設なのですが、入局が必須ではありません。私も入局していません。

── 内科全般を回るのでしょうか。それとも腎臓内科だけですか

眞崎医師: 内科全般を回る専門研修プログラム「内科基本コース」もあるのですが、私は腎臓内科に集中した「Subspecialty重点コース」です。「Subspecialty重点コース」にも1年コースと2年コースの2種類があるのですが、私は前者を選択しています。詳しくは下図をご覧ください。経験や興味によってプログラムの内容を変えられるため、あくまで一例にはなります。


① 内科基本コース(例)

専攻医研修 4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
1年目 基幹施設(12カ月)
消化器内科 循環器内科 腎臓内科 救急 選択
2年目 連携施設(12カ月)
各診療科ローテート研修
3年目 基幹施設(12カ月)
血液内科 呼吸器内科 脳神経内科 糖尿病・内分泌代謝内科 選択

Subspecialty研修について
研修中に将来のSubspecialtyが決定した場合、研修終了に必要とされる症例の経験および 知識の修得を指導医が確認した上で、Subspecialty領域研修への変更を認めます。


② Subspecialty重点コース(例)
※Subspecialty 1年タイプ

専攻医研修 4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
1年目 基幹施設(12カ月)
他内科1 他内科2 他内科3 他内科4 他内科5 他内科6
2年目 連携施設(12カ月)
他内科7 他内科8 他内科9 他内科10 救急 地域医療
3年目 基幹施設(12カ月)
Subspecialtyを目指す

他科ローテーションについて
原則的に3年目にSubspecialtyを目指す診療科での研修を行います。他科は原則として各2カ月間の ローテーションで研修しますが、ローテーションの順序はプログラム委員会で決定します。


※Subspecialty 2年タイプ

専攻医研修 4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
1年目 基幹施設(6カ月) 連携施設(6カ月)
他内科1 他内科2 他内科3 他内科4 他内科5 他内科6
2年目 連携施設(12カ月)
Subspecialtyを目指す
3年目 基幹施設(12カ月)
Subspecialtyを目指す

他科ローテーションについて
原則的に2年目からSubspecialtyを目指す診療科での研修を行います。他科は原則として各2カ月間の ローテーションで研修しますが、ローテーションの順序はプログラム委員会で決定します。


── 希望すれば他の内科も回れるのでしょうか

眞崎医師: 希望すれば回れます。図内【他内科】のタイミングで回ることになります。回れるのは、循環器内科、脳神経内科、消化器内科、腎臓内科、血液内科、総合内科、糖尿病・内分泌代謝内科・呼吸器内科です。

── J-OSLERの症例は集まりそうでしょうか

眞崎医師: 私は初期研修のころから症例数には気を配ってきたこともあって、今のところは順調です。とはいえ、まだ2年目なので最終的にどうなるかわかりません。もし来年、本当に足りなくなったら他科を回らせてもえますから、不安はありません。

── 外部研修はどのように受けるか決まりましたか

眞崎医師: まだ決定していませんが、飯塚病院(福岡県)で希望を出しています。もし希望が通れば、まる1年飯塚病院で研修することになります。

指導体制と職場の雰囲気は?

── 腎臓内科で働くみなさんの年齢層や男女比はどのようになっていますか

眞崎医師: 腎臓内科には約10名の医師がいます。性別については、女性1名と残りは男性という割合です。当科部長で副院長を務める金井英俊先生の、次の立場の先生が30代と比較的若い医師ばかりです。専攻医については3名います。私の代が自分を含めて2名、後輩1名です。

── 上級医、指導医はどのような先生でしょうか

眞崎医師: 日本内科学会認定医、日本透析医学会指導医、日本腎臓学会認定医の先生がそれぞれ1名います。

── ひんぱんに指導してもらう先生は決まっていますか

眞崎医師: 専攻医1年目は、医師6年目の先生とマンツーマンで指導してもらっていました。指導というよりは、もっとフランクになんでも相談するような形でしたね。現在は慣れたこともあって、どの先生にもどんどん聞ける関係性になっています。

マンツーマンでアドバイスを受ける眞崎医師

── 眞崎先生は専攻医2年目ですが、現在も先輩に付いてもらっているのでしょうか

眞崎医師: いいえ。1年目はマンツーマンでしたが、現在は基本的に一人です。適宜相談しながらにはなるのですが、一人で診療しています。

── 科内の女性の先生は時短勤務などなさっていますか

眞崎医師: 小さいお子さまがいるようです。なので、幼稚園の送り迎えに合わせて出退勤の時間を調整なさっています。

── 透析などでコメディカルさんとともに働く機会も多いのではないでしょうか

眞崎医師: 看護師さん、技師さん、薬剤師さんとはよく一緒に働きます。看護師さんは透析について技術や知識が豊富なこともあって、非常に心強く思います。

── 多職種が参加するカンファレンスは定期的にありますか

眞崎医師: いいえ。定期的にはありません。しかし垣根はないので、いつでも気軽に相談できます。

1日のスケジュールは?

ある1日のイメージ
日勤

7:40 出勤、回診
8:20 ミーティング
9:00~12:00 透析室(穿刺)orオペ
13:00~16:00 シャントPTA
16:00~17:00 病棟業務
17:00~19:00 事務作業
19:00 退勤

320

病棟管理は夕方に行うことが多い

── 外来の日はあるのでしょうか

眞崎医師: 週1日(月曜日)は午前、午後で外来の担当を持っています。だいたい午後3時まで外来にあたることが多いですね。
急患の当番も週1日あります。その日は、当院に救急搬送された患者さん、他院から紹介のあった救急患者さんを診ています。急患当番では、基本的に腎疾患だけを受け持っています。

プログラムと腎臓内科の特徴は?

── 小倉記念病院の腎臓内科の特徴を教えてください

眞崎医師: 当院は腹膜透析の割合が多いと思います。なので、カテーテル留置など腹膜透析関連の手術数が多く、科全体で毎日1~2件入っています。

── シャント手術は腎臓内科が行っているのでしょうか

眞崎医師: はい。当院がある福岡県は腎臓内科が行う傾向にあります。地域や病院によって異なるようで、泌尿器科がシャント手術をするのが主流なこともあるようですね。手技を磨けるのは、当院の魅力の一つだと思います。

── 手技が強いのはいい環境ですね

眞崎医師: はい。当院の腎臓内科はかなり手技が多いと思います。病院によっては、電解質異常とか内科的な知識や経験を磨くところもあります。当院でも経験は積めるのですが、手技の割合が多いので、そちらのほうが大きく伸びると思います。私も「若いうちにそういう経験を積んでおきたいな」と思ってここで専攻医になった部分はあります。

── 小倉記念病院は循環器系が有名ですが、その領域の疾患をお持ちの方もいるのではないでしょうか

眞崎医師: そうですね。循環器が有名な病院なので、いろいろな併存疾患を抱える患者さんを他科と連携して診る機会は多いと思います。

── 小倉記念病院では腎移植も実績があるようですが、関わりはいかがでしょうか

眞崎医師: 腎移植は泌尿器科が担当しているので、腎臓内科はノータッチです。

── チーム制ですか。主治医制ですか

眞崎医師: 主治医制です。

── アルバイトはできますか

眞崎医師: 当院ではアルバイトが認められています。希望すれば、当院とつながりの深い透析病院を紹介してもらえます。ちなみに私もアルバイトさせていただいています。

休日は?オンコールと当直回数は?

―― 休日は土曜日と日曜日でしょうか

眞崎医師: はい。基本的に土日は出なくてもいいのですが、私は病院でカルテを書くこともあります。

── オンコール当番は月に何回ありますか

眞崎医師: だいたい月4回です。

── オンコールで呼ばれることは多いのでしょうか

眞崎医師: ほとんど呼ばれません。当院は主治医制なので、急変があったら主治医は対応することになっています。用事がある日はオンコール担当に代わってもらえるのですが、基本的に急変は主治医担当ですね。

── 急変で夜間、病院に行くことはひんぱんにあるのでしょうか

眞崎医師: 受け持っている患者さんの状態によるところが大きいのですが、そんなに多くはありません。

── 当直は月に何回ありますか

眞崎医師: 月2回ほどです。腎臓内科だけでなく、内科全般の当直となります。

当直室にはTVがあって、Wi-Fiも利用できる

── 当直で緊急のカテーテルや内視鏡が必要な患者さんが運ばれたらどのように対応していますか

眞崎医師: 対応の難しい患者さんが来たら、専門の先生を呼んでいます。

── 当直の日はだいたい何人を受け持っていますか

眞崎医師: 日によります。だいたいの私の感覚で言えば、救急車3件、ウォークイン4件程度でしょうか。

── 当直で腎臓系の急患は多いのでしょうか

眞崎医師: 当院は2次救急病院ということもあって、腎臓系の急患数はそんなに多くはありません。

── 小倉記念病院は循環器内科と脳神経外科が有名ですよね。その領域の疾患に当直で触れるのでしょうか

眞崎医師: いいえ。脳神経外科と循環器内科に直接運ばれます。腎臓内科は、それら疾患を当直で受け持つことはありません。

休日の回数と過ごし方

── 小倉記念病院で勤務する上で暮らしの部分はかがでしょうか

眞崎医師: 当院周辺はアクセスが整っています。新幹線、在来線、高速道路、バス、空港などなんでもあります。大阪まで新幹線で2時間程度ですし、空港まで車・タクシーで30分あれば着きます。各地の学会に参加しやすいですし、休日の息抜きもしやすいと思いますよ。

── 眞崎先生は買い物や食事をどのあたりで楽しんでいますか

眞崎医師: 小倉駅周辺が栄えているので、博多や天神まで行かなくても十分な生活ができています。

── 趣味の面は立地的にいかがでしょうか

眞崎医師: 私の趣味はゴルフです。山口まで行けば、いいゴルフ場がいくつかあります。最近は行っていませんが、ゴルフ好きにもいい場所だと思います。

将来の進路や夢は?後輩に伝えたいこと

── 専門研修プログラム修了後の展望を教えてください

眞崎医師: まだ深くは考えていません。学位や研究に特別興味があるわけではないのですが、タイミングを見て入局はしたいと考えています。

── 腎臓内科医として伸ばしたいところはありますか

眞崎医師: 実はそれもまだあまり考えてはいません。

── 専門研修プログラムを探す研修医、医学生に伝えたいことはありますか

眞崎医師: そうですね、「病院見学をして、職場の雰囲気は見ておきましょう」ということです。

―― 眞崎医師、ありがとうございました。

専攻医・シニアレジデント研修時の処遇

内科募集人員
6名
勤務時間(定時)
8:10~17:00
当直
4回/月
給与
3年目:約800万円
4年目:約900万円
5年目:約1000万円

 

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