【ツカザキ病院/整形外科専攻医インタビュー】多くの症例を経験できる、働きやすい病院。上級医の指導のもと、早い段階でオペも経験可能。

将来の開業も考慮して地元に近い病院で。想像以上に温かい職場。

── 後期研修先にツカザキ病院を選んだ理由と、職場の印象は？

西田医師： 私はずっとサッカーをしていたので、何となくスポーツの方に進みたいという気持ちがあり、高校２年生の時には整形外科を目指したいと考えていました。

後期研修先を探す時、もともと出身が兵庫県たつの市で、祖父母が二人ともこの病院で最期を迎えたこともあり、ご縁を感じました。また、将来は地元で開業したいと考えているので、実家に近い基幹病院で働くことで、開業に向けての基盤もつくっておきたいと考えたのです。

そこで病院を見学させてもらったところ、整形外科のプログラムがあるとのことでツカザキ病院に決めました。

正直なところ、研修開始前は規模が大きな病院なので職員同士のコミュニケーションも薄いのかと勝手に考えていましたが、上級医はもちろん、オペ室や病棟の看護師さんたちも非常に温かい方ばかりで安心しました。
そういう意味でスタッフ間の距離も近く、非常に温かく働きやすい職場だと感じています。

早い段階からオペも多数経験。オンコールがないので定時終業が基本。

── 日々の実際の実務について、詳しく教えてください。

西田医師： 基本的には上級医と同じような業務を任されています。外来や病棟以外に救急、そして手術もこなしています。もちろん、先輩方には難易度やスピードでは叶いませんが、早い段階から様々な経験をさせてもらっています。

手術では、難易度が低いものについては早くも専攻医1年目の5月から経験させてもらっており、前立ちと執刀医が半々という感じです。いわゆる変性疾患や人工関節に関してはまだ経験していませんが、外傷などは自分が外来で対応した患者さんには自分でその後も対処していることもあり、満遍なく経験させてもらっています。

── 1日のスケジュールや救急・当直の様子は？

西田医師： 外来は金曜日の午後のみ担当していますが、それに関係なく8：40までに出勤しています。 外来に限っていえば上級医の助手として対応し、定時には帰るといった感じです。

救急は０件という日もありますが少なく、時には７件あまりの日もあります。整形外科なので、基本的には交通事故や高齢者の転倒など、主に外傷に対応しています。 ただ、当院は二次救急なので、高エネルギー外傷や多発性外傷などの患者さんには対応していません。

当直は2週間に1回で、整形外科にはもう一人の専攻医がいるので、月曜日に交互に担当しています。オンコールについては整形外科にはありませんが、私たちのような専攻医が当直を担当するときは、「いつでも連絡して」と上級医が言ってくれているので安心です。

症例は外傷を中心に多数経験。科内は方針をみんなで考える雰囲気。

──  整形外科での症例や、科の雰囲気を教えてください。

西田医師： 症例数が多く、その中身もまちまちです。外傷が多数ですが大腿骨頸部骨折も目立ちます。研修開始の初期から手術を経験できたことは驚きで、手術部がスケジューリングによりしっかりと管理してくれているので、医師は手術に集中できます。 外傷を中心に症例を数多く経験できており、専攻医にとっても恵まれた環境だと思います。

整形外科の先生方は、良い意味で皆さんキャラが濃いと思います（笑） 非常に優しく話しやすいので、気軽に相談しながら楽しく過ごさせてもらっています。

専門に特化したチーム分けは特にありませんが、基本的に皆さん広い分野に対応できるので、むしろみんなでやろうという感じです。 各自が自由に「あれがいい、これがいい」と提案し、話し合って治療方針を決める感じですね。

── 苦労していることはありますか？

西田医師： 苦労と言われても特に思い当たりませんが、強いて言うと、上級医のようには手技のレベルやスピードがまだまだ追いつけないことでしょうか。

ただ、当院では、脊椎については脳神経外科が対応しているので、脊椎に関する手技は未経験です。 その点は少し不安ですが、来年には大阪公立大学に行く予定があるので、その辺も経験したいと考えています。

オン・オフのバランスは良好。将来は下肢関節外科で。

── ワークライフバランスや自身の将来像について、教えてください。

西田医師： ワークライフバランスについては、とてもメリハリが効いていると思います。緊急が入らない限り基本的には定時で終われるので、オン・オフのバランスが良い病院だと思います。

当直明けは午後が休みですが、当直での対応により、その日に手術したい患者さんがいればそのまま勤務ということもあります。 もちろん、その場合は他の日に半休が取れるので安心です。

4月から医師の働き方改革がスタートするようですが、当院の場合はそれなりに改革が既に進んでいると感じているので、新しくどうこうというのはないように思います。

私は病院から車で30分ほどのところに住んでいますが、病院の近くには大型商業施設もあり家電量販店も入っているので、食事や買い物に困ることはありません。ただ、都市部ではないので車がないと移動が難しいことは確かですね（笑）

自分の将来については、地元での開業を考えるとスポーツドクターは現実味が薄いので、膝や股関節、あるいは人工関節などが面白いと感じていることもあり、今のところ下肢関節外科を目指しています。

自分の夢に向かって、日々精進できる病院だと思っています。

まとめ

今回は、整形外科研修医として後期研修中の西田医師にお話を伺いました。研修先を選ぶ際のポイントが見えてきたのではないでしょうか。
専門分野に合った研修先を選べると、キャリアの土台を効果的に作ることができます。充実した経験を積めるよう、参考にしてみてください。

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