医師インタビュー

【水島協同病院/総合診療専攻医インタビュー】個人に合った働き方のできる病院だからこそ成長できる!診療科選びと研修先選びは自分の適性を大切に

【 三宅 聡美 (みやけ さとみ) 医師 】
出身地:岡山県
卒業大学:関西医科大学
2021年 倉敷医療生活協同組合 水島協同病院 初期研修修了
2021年 倉敷医療生活協同組合 水島協同病院 後期研修開始

初期研修先を決めるまでの道のりは?

── 三宅先生は、なぜ水島協同病院で初期研修を行うことにしたのでしょうか?

三宅医師: 私は岡山県で生まれ育ちました。大学のために一時的に大阪に出ましたが、やはり地元で研修を受けたほうが安心できると思ったので戻ってきました。
初期研修先を探し始めるタイミングは遅かったです。国試の合格が心配だったので、まずはとにかく試験に集中したいと思っていたためです。合格が決まってから、3月の3次募集で岡山県内の病院を探し始め、運良く入れたのが水島協同病院でした。

── 研修先を決定する前に、見学などはしましたか?

三宅医師: はい、しました。一度現場を見に行ったときに、アットホームな雰囲気を感じたのを覚えています。ここなら働きやすそうだと感じました。

総合診療に決めた理由は?研修における内科との相違点

── 雰囲気が気に入ったのもあって、そのまま専門医のプログラムでも水島協同病院に残ったのですね。19の基本領域がある中で、総合診療を選んだ理由は?

三宅医師: 初期研修医として勤務していく中で、自分は1つの分野を狭く深く極めていくよりも、幅広くゼネラルに対応するほうが合っていると感じたからです。

もともとは消化器内科で胃カメラをやるのがかっこいいなと思っていたのですが、体力的に戦えなさそうだなと思ったのが正直なところです。
2年目の地域医療研修を経て「いかに1人で幅広い対応ができるか」が今後の社会では求められるようになると思ったのも、総合診療の道を選ぶ後押しになりました。

総合診療が体力的に楽というわけでは決してないのですが、なんとか働くことができています。勤務内容に合わせて診療のカラーが変わるのも、おもしろいポイントだと思います。

── 現在、総合診療プログラムの3年目後半ですね。

三宅医師: 総合診療を選んだ場合、小児科と、へき地過疎地域の研修がカリキュラムに含まれます。私は小児科の研修を水島協同病院で受けまして、今はちょうど岡山県高梁市の成羽病院で医療過疎地域の研修を受けています。これからもプライベートとの兼ね合いを見ながら、できることの幅を広げるべく、挑戦を続けたいです。

初期研修と後期研修のちがいは?

── 初期研修から後期研修に入って、どのようなことが変わりましたか?

三宅医師: 後期研修の専攻医になって、やはり裁量が増えました。その分忙しくなったり、自分で考えなければいけないことが多くなったりして、大変に思うことも多くあります。ただ、一人で主治医を任されるというかたちではなく、いつでも相談できる環境があるので、安心して取り組めています。

外来診療の午前中のコマでは、3年目の4月からすぐに20人くらいを対応することになりました。一気に本腰を入れて取り組むようになり大変でしたが、少人数だからこそ上級医がしっかりと見てくれて、丁寧なフィードバックがもらえます。先輩のロールモデルがいないという難点はあるものの、おかげで心地いい環境で働けています。

―― 医局の雰囲気はいかがですか?

三宅医師: 年上の方が多いですが、コミュニケーションはとりやすいです。専攻医のキャラを把握して、それに応じたボールを投げてくれるので、あれこれ気軽に相談できます。

専攻医の働き方とは?1日のスケジュール

―― 水島協同病院の総合診療医として働く、よくある1日の流れを教えてください。

三宅医師: 朝の7時半からカンファレンスが行われる日は、そこに合わせて出勤します。カンファレンスがない場合は、8時頃に出勤することもあります。出勤後はまず患者さんの様子をみたり、カルテチェックをしたりして、8時50分の朝礼に参加します。そして9時から12時半まで外来診療。外来がない場合は病棟管理をして、17時に退勤します。
なお12時半から17時まで、救急外来を担当する日もあります。

―― 当直もありますか?

三宅医師: 本来あるのですが、私は体力的な面で免除されています。専攻医に合わせた働き方を相談させてもらえるのでありがたいです。

研修先の良いところは自分の適性に合わせてくれるところ

―― 水島協同病院での専門研修を行うメリットはどこにあると思いますか?

三宅医師: 本当にアットホームな環境があります。何でも相談できる雰囲気のおかげで、コロナ対応で大変なときにもうまく乗り切ることができました。

当直面での配慮があるなど、仕事の量を調節してもらえるのもありがたいですね。「一律でこの条件」という決まりはなく、柔軟な対応をしてくれる病院です。

―― これまでの研修で、どのような力が身につきましたか?

三宅医師: 当院は、労働者の街にあるという土地柄か、高齢の患者が多くいらっしゃったり、アルコール依存症の方が多かったりします。じっくりと対応する必要があるので、粘り強さを伸ばせたかなと思います。
また、当院は透析が強い病院です。透析患者をマネジメントする力も身につけられたと思います。

―― 三宅医師、ありがとうございました。

まとめ

今回は、倉敷医療生活協同組合 水島協同病院にて初期研修・後期研修中を経験している三宅先生にお話を伺いました。

研修先を選ぶ際のポイントや、その先のビジョンが見えてきたのではないでしょうか。研修は、その後のキャリアの土台になる重要な期間です。充実した経験を積めるよう参考にしてみてください。

専攻医・シニアレジデント研修時の処遇

募集人員
2名
勤務時間
8:30 ~17:00
当直
2~4回/月
給与
3年目 960万円
4年目 990万円
5年目 1020万円

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