医師インタビュー

【兵庫/ツカザキ病院→循環器内科専攻医インタビュー】外来の症例が多い!17時定時退勤! カテーテル、PCIのスキルアップ

【 永澤 佳奈(ながさわ かな)医師 】
出身地:大阪府
卒業大学:大阪公立大学
2023年:大阪赤十字病院初期研修修了
2023年:ツカザキ病院 循環器内科専攻医

症例豊富! 循環器内科だけに集中できる環境

選んだ理由と研修内容

── 専門研修先でツカザキ病院を選んだ理由を教えてください

永澤医師: 大阪出身の私は、「専門研修は関西がいいな」と考えていました。ツカザキ病院は兵庫県姫路市。大阪公立大学で医学生をしていたころに何回も訪れていました。「手技をたくさん経験できる環境」と、興味を持っていました。

── 循環器内科を希望した理由を教えてください

永澤医師: 初期研修で一通り内科を回って、「行くなら循環器かな、一番おもしろそう」と思っていました。今のプログラムを選びました。自分は忙しくて1日の体感時間が短いほうが好きなタイプ。循環器内科の働き方が性に合っています。

── ローテで呼吸器や消化器など希望科以外の症例もたくさん診るのでしょうか

永澤医師: 当院の専門研修プログラムは、循環器内科以外の呼吸器・消化器内科の研修を必須としていません。だから循環器内科に集中できます。どうしても、他の科が抱える症例に触れたい場合は、希望すれば主治医になって経験できるはずです。J-OSLER(ジェイオスラー)などで症例が必要な先生も、十分対応できます。
*希望があれば専攻医1年目はメジャー内科ローテも可能です!

── 実際に働いてみて苦労はありますか

永澤医師: 当院では週数回、救急当番があります。救急当番では、救急車で運ばれた患者さんを診て、そのまま担当に。たくさん受け入れると、そのぶん抱える患者さんが増えます。だから救急車が集中したときは頑張り時ですかね。

── ツカザキ病院は循環器のホットラインを持っていますが、その点はいかがでしょうか

永澤医師: 私も救急当番や当直のとき、循環器ホットランで対応しています。1年目から経験を積めて、勉強になりますね。

── 救急当番や当直ではICUやHCUにも入るのでしょうか

永澤医師: 当院にICUはありませんが、HCUを設置していて、私を含めた循環器内科医はそこで緊急の処置にあたっています。

指導体制と職場の雰囲気は?

── 上級医、指導医の先生方の指導体制はどのようになっていますか

永澤医師: 今の循環器内科には6人の医師が所属しています。循環器内科の上級医を含め、先生方とコミュニケーションをとりながら励んでいる感じです。

── どのようなスタイルで指導されることが多いですか

永澤医師: どちらかといえば、一通り自分でやってみて、実践の中で知識と経験を身につけていく指導方法ですかね。

── 職場の雰囲気はいかがでしょうか

永澤医師: 私以外にもう1人女性の専攻医がいます。いい意味でみなさん個性的。ワイワイとした感じでしょうか。

── 医師の方々で出身大学の特徴などはありますか

永澤医師: 学閥みたいなものは感じませんね。私と同じ大阪公立大学出身の先生が何人かいますが、日本全国いろいろな大学から先生が来ています。

1日のスケジュールは?

── およその1週間のスケジュールを教えてください

永澤医師: 週によって変わるのですが、私の場合はおおまかには次のような感じです。

●月曜日 午前:循環器外来
●火曜日 午前:カテーテル治療TAVI 午後:経食道エコー検査
●水曜日 午前:救急当番
●木曜日 隔週で休日
●金曜日 午後:救急当番
●土曜日 隔週で休日
カンファレンス/週2回
当直/月3回

永澤医師: 治療や検査がないときは、病棟管理、カテーテル、PCIが入ります。月曜日の外来は内科外来ではなく、循環器内科の外来です。外来日は、15名くらい患者さんを診ています。

── 水曜日と金曜日の救急当番はどのような体制でしょうか

永澤医師: 救急車とウォークインを対応しています。たくさん来る日もあれば、救急対応が1件もない日も。対応件数は日によってムラがありますね。

── 出勤時間と退勤時間はいかがでしょう

永澤医師: 出勤時間は朝7~8時。退勤時間は、手術が入るかどうかにもよります。順調な日は17時に退勤しています。当然ですが、手術や検査が長引けば退勤時間はもっと遅くなります。

── 当直の様子を教えてください

永澤医師: 当直は月3回。内科の先生がいないときは、循環器だけに限らず内科全般を引き受けています。緊急内視鏡など私を含めた循環器内科で対応が難しい手術が入ることも。そのような専門性の高い手術が必要なときは、都度専門の先生を呼んで連携していますね。

── 当直明けに勤務はありますか

永澤医師: 当直明けの午後は基本的に休みです。でも患者さん対応などで午後に帰れない日がありますね。その分は、後日きっちりと代休をもらえます。

── オンコールはどれくらいの頻度で担当していますか

永澤医師: 基本的には週1回です。多いときは週2~3回程度でしょうか。

── ではワークライフバランスはどうでしょうか

永澤医師: 私を含めて先生方はしっかり休みをとれています。なので、ワークライフバランスはいいと思います。あと、お給料も申し分ないほどいただけてありがたいです。

── ツカザキ病院はご出身の大阪から少し離れていますが、生活は慣れましたか

永澤医師: 当院は姫路市の網干区にあります。中心部からは少し離れていますがJR網干駅まで徒歩10分なので、休日は電車で出かけやすいですよ。新快速1本で、神戸まで1時間程度で着きます。食事やショッピングも楽しみやすい環境だと思います。病院周辺でだいたいのものを揃えられますが、郊外なの確か。やっぱり車は欠かせないですね。

ツカザキ病院の魅力と長所

── 専門研修プログラムで感じたツカザキ病院の魅力・長所はどこにありますか

永澤医師: まず、外来でたくさんの症例に触れられることでしょうか。外来で診た患者さんの検査や手術は自分で対応できます。結果的に、数多くの手技をこなせますね。

*希望があれば専攻医1年目はメジャー内科ローテも可能です!
専攻医でもさまざまな手技を経験できることは、当院の特色といえるでしょう。

── ツカザキ病院はカテーテルの件数が多い印象がありますが、実感はいかがでしょうか

永澤医師: 体感的にも多いと思います。低侵襲治療のTAVIなどもやっていて、手術件数が多いのは、専攻医にとって恵まれた環境ではないかと思います。

── 将来に向けて考えていることはありますか?

永澤医師: まずは、専門研修をしっかり修了したいです。来年は姫路赤十字病院、再来年はまた当院で引き続き循環器の研修を受けます。 その後は私自身が興味を持っている心不全について理解を深めたいですね。ただ、心不全は多くの医師が対応できる病態ですから、専門性を極めていくのは難しくもあります。 なので、将来的にはエコーを追求していこうかなと考えています。私たちと、切磋琢磨しながらともに成長できる若手がもっと増えることを願っています(笑)

── 永澤先生ありがとうございました。

まとめ

今回は、内科研修医として後期研修中の永澤医師にお話を伺いました。研修先を選ぶ際のポイントが見えてきたのではないでしょうか。
専門分野に合った研修先を選べると、キャリアの土台を効果的に作ることができます。充実した経験を積めるよう、参考にしてみてください。

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勤務時間
8:40 ~ 17:00
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3回程度/月
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