医師インタビュー

【協立総合病院/内科専攻医インタビュー】幅広く患者のニーズに応えたい!内科医に聞いた研修先選びとサブスペ選びのポイント

【 長江 典彦 医師 】
出身地:愛知県
卒業大学:名古屋市立大学
2018年 初期研修を協立総合病院で行う
2020年 後期研修を協立総合病院で行う

大勢のコミュニティがあまり好きではないから、中規模病院を選択。

── 長江医師は初期研修から協立総合病院にいらっしゃいますね。マッチングの際、病院選びで重視したポイントは?

長江医師: 規模の大きさで病院を3段階に分けて考えていました。初期研修生が1学年10人以上いて3次救急までやる大規模病院、初期研修生が1学年10人未満くらいの中規模病院、そして1学年3人ほどの小規模病院。
これらの中で言うなら、私は大勢の中で動くのが好きではないタイプなので、中規模病院・小規模病院がいいと思ったんです。ただ、経験できる症例数があまりに少なくなるのは嫌だったので、小規模ではなく中規模の協立総合病院を選びました。
救急診療に関して、2次救急の対応ができれば3次救急は経験しなくてもいいかなと思っていたことも、中規模病院を選ぶ後押しになりました。

── 実際に見学もしましたか?

長江医師: はい。救急も合わせて見学しました。そのとき、研修医の先生方が主体的に動いていらっしゃる様子を見て、ここで研修をすればきっと力がつくというふうに考えました。

専門性を突き詰めるよりも、総合内科的な力をつけたいと思っている。

── 専門研修では内科プログラムを専攻しています。内科に絞った理由は?

長江医師: 内科に進むこと自体は、学生の頃から決めていました。5年生の臨床実習を始めた段階で、外科系で手術をやるのは自分には合わないと感じていたからです。また、一般の患者さんのニーズに広く応えられる診療科はやっぱり内科だと考え、決心しました。

── 内科専攻医の場合、サブスペシャリティを決めてからプログラム選択をする方が多いと思います。長江医師は専攻科も決めていたのでしょうか?

長江医師: 実は私はまだサブスペは決めておらず、一旦それぞれの内科を各科ローテでより丁寧に経験するという道を選びました。専門性を突き詰めるよりも、まずは総合内科的な力をつけたいと考えたからです。
現在は内科専門医の最初のプログラムを終えた段階ですが、サブスペをどれにするのかは、まだ悩んでいるところです。

患者さんを多角的に診るための幅広いノウハウが身につく。

── プログラム制の研修はどのような形でしたか?

長江医師: 3年間のプログラムのうち、初期2年間は協立総合病院を基幹施設に研修をしました。その間、半年ごとなどで各内科をローテで回っています。カテーテルや内視鏡など、それぞれの手技を体験しました。
そして3年目は、連携施設として愛知医科大学病院を選択。なかなか経験できないような希少疾患、具体的には血液内科や腎臓・膠原病内科、内分泌内科などを経験させていただきました。

── 内科専攻医の業務について教えてください。

長江医師: 私の場合は、内科の外来は週2コマ、救急外来が1コマ。あとは各科の検査に入るというかたちでした。大体、10名前後の患者さんを担当していましたね。
専門医時代に印象的だったのは、透析をされてる患者さんが肺炎で入院されたこと。当院は、腎臓内科の入院が多くないことから、記憶に残っています。

── 振り返ってみて、協立総合病院で研修してよかったと思うポイントは?

長江医師: 当院は主治医制のため、自分の専門科以外でも患者さんの相談に乗ることができます。患者さんを全人的に診られる姿勢を身につけられたのがよかったと思いますね。
一般的に大学病院などでは、初期からサブスペの研修をメインに据えて始めるため、自分の専門以外の科がおざなりになる印象があります。 その意味では、当院は、各科ローテをじっくり回れるのでおすすめ。研修が終わった時点で、ある程度いろんな診療科のことがわかる状態になれます。自分が当初目指していた「患者さんの身近な相談に乗れる医師」になれている実感がありますね。

当直は週1回。若手なのでオンコールには率先して対応。

── 専攻医の1日の勤務スケジュールを教えてください。

長江医師: 外来のある日は大体8時前後ぐらいに病院に来て、まずは注意が必要な入院患者さんの回診をします。8時半ぐらいから外来がスタート。 大体13時前後ぐらいには外来が終わり、その後は検査などがなければ病棟回診をします。19時頃には業務が終了していることが多いです。

── 当直の頻度は?

長江医師: 週1回ぐらいの頻度です。救急外来も入院の方も、両方行っていました。 消化器や循環器を回っているときは、緊急内視鏡やカテがあります。やはり若手ですのでオンコールの際は率先して対応していました。

風通しがよく、自由にやりやすい雰囲気。

── 協立総合病院の医局の雰囲気はどうですか?

長江医師: 大学医局からの派遣がなく、大学の色もほとんどないためか、風通しがよくて自由にやりやすい雰囲気です。裁量権が大きくて、貢献実感があります。

── ワークライフバランスはいかがでしょうか。

長江医師: 日曜・祝日は基本休みで、それとは別に月に1.5日公休がとれます。公休は平日に使ってもいいし、土曜日に使ってもいいのですが、自分は1日病院を空けるのが心配でなかなか消化できるタイミングがないのが現状。 1日の勤務時間はそれほど長くない方だと思うものの、1日まるまるの休みはとりにくいと思いますね。 もちろん、うまく休みを取っている先生もいらっしゃいます。4月から医師の働き方改革が始まるので、良い影響があればと期待しています。

── 病院の立地について、利便性はどうですか?

長江医師: 今は病院の近隣に住んでいます。便利ですよ。近くには白鳥公園があり、散歩したりジョギングしたりして、リフレッシュできます。 東海通りの近くにはショッピングモールもあります。

幅広く内科を勉強したい人にぴったりな環境。

── 最後に、研修医1年目の方々にメッセージをお願いします。

長江医師: 当院は、早くから専門を極めるというより、幅広く内科を勉強したい人向けの病院だと思います。大学病院にあるような珍しい疾患はそこまで多くありませんが、ごく一般的な病気を多く扱えるのが特徴です。 多くの患者さんに必要とされる、広い相談に応えられる医師を目指したいという方には最適だと思います。

まとめ

今回は、内科研修医として後期研修中の長江医師にお話を伺いました。研修先を選ぶ際のポイントが見えてきたのではないでしょうか。
専門分野に合った研修先を選べると、キャリアの土台を効果的に作ることができます。充実した経験を積めるよう、参考にしてみてください。

専攻医・シニアレジデント研修時の処遇

募集人員
4名
勤務時間
9:00 ~ 17:00
当直
4回/月
給与
3年目 1000万円
備考
給与は当直などを含めた想定年収です。

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